【秩父】ぬくもりの宿 赤谷温泉 小鹿荘 囲炉裏を囲んで山の幸を堪能
こんにちは。やむ(@yam_kimama_)です。
秩父の奥座敷にある、炭火の香りが漂う素敵な温泉旅館に宿泊しました!
「埼玉にはなにもない!」「埼玉のいいところってどんなところ?」と言われてしまうことがあります。
そんな言葉に対して胸を張って言えることは、
秩父、めちゃくちゃいいよ~~!!
ということです。
埼玉の魅力は秩父の奥座敷で堪能する、山の味覚と清らかな泉質の温泉です。
実際、わたしが旅行先と温泉旅館を探したときは
・都内からのアクセスがいい
・喧騒から離れてのんびりすごせる
・山の幸をおなかいっぱい堪能できる
という温泉旅館を求めて、奥秩父にある「赤谷温泉 小鹿荘」に宿泊することを決めました。
予約タイミングは年末に、年始の日程を探し始めるというギリギリの計画でしたが、穴場の温泉旅館ということもありなんとか予約できました。
人気プランである、鹿鍋と猪鍋の囲炉裏を囲んだお食事プランが埋まってしまう前に、ぜひ「赤谷温泉 小鹿荘」の魅力を知ってほしいです。
今回は温泉好きのわたしがお部屋、食事、温泉の3つのポイントをふまえた宿泊レポをご紹介します。
- 秩父「赤谷温泉小鹿荘」田舎の雰囲気漂う落ち着いた旅館
- 秩父「赤谷温泉 小鹿荘」へのアクセス
- 秩父の奥座敷にひっそりと佇む温泉旅館「赤谷温泉 小鹿荘」
- 【部屋】窓からは池が見えるシンプルな和室
- 【温泉】お肌がすべすべになる赤谷温泉
- 【食事】囲炉裏を囲んでボリューム◎の会席料理
- まとめ・感想などもろもろ
秩父「赤谷温泉小鹿荘」田舎の雰囲気漂う落ち着いた旅館
埼玉県の奥地に位置する秩父は
「田舎の雰囲気を味わいたい!」
「都心からでも乗り換え少しで楽に行きたい!」
と移動を最小限に抑えたコンパクトな旅行がしたいという方にピッタリです。
実際、都心からのアクセスも良く快適に移動できる交通手段があるので、秩父への旅行は思い立ったらすぐに行けてしまいます。
西武秩父駅へのアクセス
秩父へは都心から電車で行くことができるので、東京近辺の旅行先として選ばれています。
ほかにも都心から行きやすい旅行先である伊香保や鬼怒川には、電車や高速バスで乗り換えなしで行くことが可能です。
鬼怒は絶景スポットや散策コースがあるので、アクティブな方におすすめの旅行先です。
特急レッドアローを使用すれば池袋駅から1時間10分ほどで到着します。
普通電車で向かうと+20分ほど時間がかかるので、乗車時間も快適に過ごせるレッドアローを利用するのが断然おすすめです。
車内でゆっくり食事ができますし、途中にある停車駅ではすぐ発車するので普通電車で感じる通過待ちの「まだ動かないの~」といったストレスがありません。
特急レッドアローの予約・乗車方法
発券・予約方法は券売機での購入や窓口での購入がありますが手間もかかりますし、発券機の場合は座席指定まで行えません。※レッドアローは全席指定席
そんな中で、いつでも簡単に特急券を購入できる方法があります。
Smoozを利用すれば、1か月先まで予約でき、座席を自由に選択することができます。さらに、文字通りチケットレスなので券を失くしてしまうような心配もありません。
乗車する際は、一般改札で通常通り切符やICカードで通り、西武秩父駅の改札にて駅員さんに購入した特急券の画面を提示するだけでOKです。(ネット購入券/当日乗車分の画面)
おすすめの座席
西武秩父駅で下車する場合は、改札が近くにあり車内にトイレがある1号車がおすすめです。
ちなみに飯能駅から進行方向が逆になるので、進行方向に向きなおすために座席を回転させる予定の方は、飯能駅までに飲食を済ませておけるとスムーズに動けますよ。
池袋駅 → 西武秩父駅
【特急レッドアロー】
特急券・指定券:1,472円 所要時間:1時間20分ほど
【普通電車】
772円 所要時間:1時間45分ほど
※ICカード料金
秩父「赤谷温泉 小鹿荘」へのアクセス
赤谷温泉 小鹿荘は西武秩父駅から山道をずっと走ったところにあり、駅からとても離れています。
電車で来た方は、駅から無料送迎バスが出ているのでそちらをご利用ください。
※送迎時間は15:00 or 18:00 (2019/1月現在) ※要予約
西武秩父駅の改札を出ると目の前にバスロータリーが見えます。
旅館名が書かれた看板を持った方がいらっしゃるので声をかけてみてください。バスまで案内してくれます。
駅から旅館まで無料送迎バスで30分ほどで到着。自然いっぱいの山々の風景を眺めながら向かいました。
秩父の奥座敷にひっそりと佇む温泉旅館「赤谷温泉 小鹿荘」
後ろには観音山がそびえたち、木々に囲まれた場所に赤谷温泉小鹿荘があります。
小鹿荘の読み方は「おじかそう」です。
140年の歴史ある宿で大自然の中に位置しているので、都会の騒々しさを忘れさせてくれる雰囲気がありました。
バスから降りると、ぼんぼりが飾られた華やかな建物に目が惹かれました。秩父夜祭りや小鹿神社の春まつりに想を得た造りだそうです。
夜灯りが点くとより一層雰囲気が出て映えそうです。ライトアップされた宿の外観も撮っておけばよかったなと後悔しています...
小鹿荘は本館・まつり館・別館水月の三か所に分かれます。
上の写真にある、ぼんぼりがついた建物がまつり館です。
本館は歴史感じる雰囲気ある建物。
別館水月は私が宿泊した建物ですが、通路を歩いていくと大きな池が見えて鯉や小さな滝があったりします。涼しげな雰囲気なので夏には良いなと感じました。
【部屋】窓からは池が見えるシンプルな和室
別館水月のお部屋は2階にあり、部屋にたどり着くまでの通路の所々に和な置物があったり、ぬくもりを感じる照明で落ち着く館内です。
シンプルな和室の部屋は2人では十分に広く、窓から池がみえたり秩父の山々も望めます。
wi-fi完備でテレビと冷蔵庫はありますが、加湿器はなかったので冬場は乾燥が気になるかもしれません。
旅館内の通路やお部屋にのこういった置物や和小物が置いてあり、和の雰囲気が素敵でした。
玄関にはあんどんがかけられていて、旅館内のいたるところに風情を感じられます。
あんどんを見るとどうぶつの森を思い出すのですが、わたしだけでしょうか...
少し休憩をした後に温泉へと向かいます。
【温泉】お肌がすべすべになる赤谷温泉
温泉へと繋がる渡り廊下で一度屋外に出るので夜になるととても寒いのですが、灯りがつくと日中とは違った雰囲気を楽しむことができます。
女湯にはこんなかわいらしい暖簾がかかっていました。
温泉は男女とも屋内・屋外1つずつになっていてそれほど広くはないのですが、元々部屋数が少ないこともあり宿泊者も多くはありません。
なので、他の宿泊者とあまり被らず入浴することができると思います。
予約制ではありますが、貸切露天風呂もありました。(45分、1,050円)
朝一の露天風呂が最高
お湯の温度は熱すぎずぬるくもなく、ちょうど良い温度です。かけ流しではないのですが、風呂上りはお肌がしっとりすべすべになるので良い泉質です。
午後8:30くらいに男女入れ替えのため清掃が入り、24:00まで入浴可能。朝は6時から入ることができます。
毎度旅先の旅館では朝一番にお風呂に入るようにしていてこちらでも6時ごろに入浴しました。
日の出の時間に合わせて行くと露天風呂にて、空がだんだんと色づく瞬間を眺めることができるのでおすすめです。
美肌成分が含まれるお湯
源泉は美肌の湯としても有名な、小鹿野大竜寺源泉になります。
赤谷温泉の泉質は、メタケイ酸・メタホウ酸を含むアルカリ性単純泉です。
単純泉は10種類の泉質の中でも一番日本に多く存在する泉質で肌への刺激が少なく、入浴するとすべすべした感触になることが特徴です。
やさしい泉質なので、子どもからお年寄りまで万人受けするお湯とも言われます。
アルカリ性の泉質は肌の古い角質層や皮脂層を溶かす乳化作用があり、その作用で古い角質層や皮脂層を溶かすという特徴があります。
それに加えて、消毒効果のあるメタホウ酸が含まれているので、すべすべになる美肌効果が期待できます。
【食事】囲炉裏を囲んでボリューム◎の会席料理
いよいよお待ちかねの食事の時間です。
夕食は個室か宴会会場でのお食事になりますが、私たちはラッキーなことに個室にて食事をすることができました。
囲炉裏を囲みながらの食事は普段の生活だとなかなかできないので、非日常感が楽しめます。
部屋の襖を開けた瞬間に炭の香りがふわっとしてきて、それだけで満たされた気持ちになります。
ぽかぽかと温められたお部屋に案内してくださいました。
囲炉裏を囲むようにお膳が配置されていて、すぐに仲居さんがメニューを渡してくれます。飲み物は別料金になり、お酒の種類もいろいろとありました。
なかでも青竹にお酒を入れ囲炉裏にさしてお燗にする竹酒が人気のようで、竹の香ばしさを感じながら楽しむお酒とのことでした。
秩父のふるさとの味を堪能
初めに食前酒からいただきます。
お品書きには梨酒とあり、宿の玄関にある梨の実を使った食前酒なのでこだわりを感じられました。
先付けは春菊と牡蠣の胡麻酢がけ、前菜と造りは季節ものを使用したメニューになっています。
右奥に見える台ものは、秩父名物豚肉のみそ漬け陶板焼きでごはんとよく合いました。
囲炉裏では岩魚の塩焼きを焼いてくれます。香ばしく焼かれていてとても大きいので、かじる瞬間を写真におさめたりなどして楽しめます。
囲炉裏では自家製のおもちも焼いて食べられます。
炭火で焼くと味も風味も格段に変わってきますね。
おもちは臼でついたもので、時期によってはよもぎやきびが入るそうです。
ここまででかなりの品数があるのですが、小鹿荘の食事はここからメインディッシュを迎えます。
1番の楽しみである鍋物です。1番人気は猪鍋なのですが、今回は鹿鍋にしてみました。
初めて鹿肉を食べてみると脂身が少なくあっさり食べられるので、食事の後半に出た鍋物でも食べ進めることができました。
お野菜もたくさん入っていてお腹いっぱい満足できるメニューです。
食事だけでも時間は1時間半~2時間ほどかかります。
種類豊富でかなりのボリュームがあるので女性やご年配の方には多く感じるかもしれません。
私は完食した上に、家族の食べきれなかった分もいただいちゃいました笑
囲炉裏を囲んで美味しい食事をいただきながら会話ができ、貴重な家族団らんの時間を過ごすことができました。
朝食は広間にて
朝食は体に優しい和食になります。
広間なので他の宿泊客と同じ部屋での食事になりますが、テーブルの距離があるので気にならないかと思います。
陶板焼きであつあつ。いろんなおかずが揃っているのでご飯がすすみます。朝食も残さずに美味しくいただきました。
まとめ・感想などもろもろ
秩父の赤谷温泉 小鹿荘は昔ながらの雰囲気を感じられ日常を忘れてさせてくれるような、のんびりとした空気が漂う素敵な旅館です。
宿の方が最後まで気さくで親切に接客してくださった点も気持ちがよかったです。
わたしは家族で訪れたのですが、家族団らんの時間と、食事も温泉も大満足の秩父旅行にすることができたのでこちらの温泉旅館を選んで正解でした。
都内からレッドアロー号でひとっ飛びして疲れた体を癒してください。
旅館情報
・【公式】秩父・小鹿野の温泉旅館|赤谷温泉 小鹿荘
・西武秩父駅から無料送迎バスあり(移動時間約30分)
・送迎時間:15:00 or 18:00 (2019/1月現在) ※要予約