【箱根】江戸時代から続く甘酒茶屋は風情ある田舎の雰囲気 甘酒をすすりながらかき氷で夏の最後を締めくくる
こんにちは。やむです。
前回に引き続き、箱根旅行で訪れた素敵なお店についてお話します。
今年の夏はまだかき氷を食べていなくて、かき氷を食べたいな~と思ってたところ見つけたお店です。
甘酒茶屋という店名から分かる通り、昔ながらの風情があるレトロな雰囲気のお茶屋さんなんです。
観光スポット巡りの間に挟んで一休みするにはぴったりな場所だなと思いました。のんびり旅にはこういったお茶屋さんやカフェなどの一息つく場所があると嬉しいですよね。
かき氷目当てなのですが、名物は甘酒とのこと。
甘酒も好きなのでぜひ飲んでみたく行ってみました。
アクセス 箱根湯本~ / 元箱根港(芦ノ湖)~
自然の中にひっそりとたたずんでいる萱ぶき屋根の建物が甘酒茶屋です。
箱根旧街道の道路わきにあるのでお店自体は見つけやすい場所にあります。
こちらまで行くには箱根湯本駅からと芦ノ湖からの2通りあり、どちらもバス利用になります。
芦ノ湖の元箱根港からは3分ほどなので、徒歩で行けるかなと思ったのですが、徒歩だと30分以上かかるということを知りました。これを知らずに行ってたらと思うと怖いですね...笑
私は芦ノ湖のカフェからはしごしてきたのですが、箱根湯本からこちらに立ち寄り、そのあとに芦ノ湖に向かうコースが定番だと思います。
ベーカリー&テーブル箱根は必ず寄ってほしい絶景カフェ・パン屋 - やむの気ままな備忘録
- 営業時間:7:00-17:30
- 定休日:無休
- 「箱根湯本駅」バス停→「甘酒茶屋」バス停下車:約23分(¥700)
- 「元箱根港」バス停→「甘酒茶屋」バス停下車:約3分(¥310)
- 駐車場あり
甘酒茶屋の現在の当主が十三代目となり、江戸時代から400年以上続く歴史ある茶屋です。
そして、変わらない製法で数々のメニューを作っています。
なかでも自家製の米麹から作る甘酒が名物で、旅人が長旅の栄養補給のために好んで飲んだそうです。
甘酒茶屋 箱根で一休みするなら選択肢はカフェだけじゃない
お店に入ると明るい声で出迎えてくださいました。
オーダーは席ではなく、カウンターのようなところで先にとるとのことでメニューを見てみます。
目当てのかき氷と甘酒を発見しました。手書きのような味があるメニュー表いいですね。
かき氷は自家製シロップのつぶつぶいちごが人気なのでそちらにしてみました。
店内をぐるりと拝見
席はテーブル席とお座敷のような場所があり、縁側がとても気持ちがよさそうだったので外に一番近い席にしました。
先に入店されていた方はテーブル席を利用していて、木をそのまま使ったようなテーブルとイスでそちらも良さそうでした。
写真では見えやすいように明るさを調節したものになっているのですが、実際は豆電球がぽつぽつとぶら下がっているだけなので店内はほんのり薄暗く、縁側から日の光が差し込み心地いい空間です。
夏は縁側の席がおすすめ
今回選んだ縁側の席はアタリだなと思いました。
店内から漂う炭火の香りと風が運んでくる木々の香り、風鈴の音とが相まって田舎の雰囲気を存分に味わえます。
おばあちゃんの家に来たような懐かしささえ感じました。
バスから降りた時から思っていたのですが、夏の暑い時期にも関わらずとても涼しいんです。天然のクーラーと言えるほどひんやりとした空気なので、店内にいる時も暑さを感じませんでした。
甘酒
ぼーっと外を眺めて涼んでいると注文した品が運ばれて行きました。甘酒(¥400税込)です。
甘酒は温と冷があるので時期によって飲み分けられますね。今回はどちらも注文して飲み比べてみることにしました。
普段温かい甘酒を飲むので冷は初めてです。
一口飲んでみると、美味しい~
砂糖などの添加物を使っていないので自然な甘さなのにもかかわらず、しっかり甘さを感じます。
アルコールも入っていないのでまろやかな口当たりでさっぱりとしていて、普段飲んでいる甘酒とは全然ちがいました。優しい味でこちらのほうが好みです。
栄養満点なのでこのいっぱいで栄養補給できちゃいます。旅人がこの甘酒を飲むのもうなずけました。
温かい方の甘酒は体に染み渡るようにじんわりと温まってくるので、やはり寒くなってからがいいですね。
夏には冷やし甘酒おすすめです。
お持ち帰りできるパックもあるのでお土産にもぴったりですね。
力餅 うぐいす
甘酒のお供にと頼んだのがこちらの力餅(¥500税込)です。
甘酒茶屋のおもちは、毎朝きねでついたお餅を炭火で焼き上げているそうです。店内に炭火の香りが漂っていた理由が分かりました。
ほんのり甘いきなこの「うぐいす」を選びました。おもちの食べ方できなこが一番好きです。
力餅の味は3種類あり、入り口付近の大きなメニュー表にはいそべとうぐいすの2つしか書かれていなかったのですが、その下に小さなメニュー表に「くろごまきなこ」の文字を発見しました。
毎日すりたてのごまの限定品のようなのでこちらを頼めばよかったと後悔...みなさんは見落とさないようにしてください!
香ばしく焼かれたおもちはさすが炭火で焼いているだけあって風味がいいです。
1皿に2つも乗っているのでこれだけでおなか一杯になります。
きなこのほんのりした甘さと食べ応えがありとても満足しました。
かき氷 自家製シロップつぶつぶいちご
待ちに待った、かき氷(¥700税込)です。
自家製シロップつぶつぶいちごと聞くだけで魅力的。
かき氷は7月中旬あたりから9月の寒くなる頃まで出ているそうです。都内は最近涼しくなってきたので今はどうなのでしょうか。もしかき氷目当てで行く場合は確認したほうがよさそうです。
いちごのシロップがたっぷりかかったところを食べてみました。
氷はふわふわっとしていて口どけがよく、シロップは天然素材なので果物本来の甘さがガツンと来ます。
いちごの果肉もしっかり残っているのでいちごをそのまま食べているように思えるほどでした。
氷が柔らかいのでとても溶けやすいです。
溶けた後の様子はまさにいちごそのもので、よくあるいちごシロップとは似ても似つかないほどです。
夏の風物詩を美味しく味わうことができ、文字通り「つぶつぶ」感を楽しめました。
感想などもろもろ
一言、最高のお茶屋さんです。
萱ぶき屋根の建物、炭火の香りや囲炉裏がある店内、縁側から聞こえてくる風鈴の音など昔ながらの風情を感じられるお店です。
こういった田舎にあるような雰囲気がとても好きですごく落ち着きます。
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縁側の席に座りながらそよ風に当たっていると『いつまでもここにいたいな~』と思ったほどです。実際、食べ終わった後も温かいお茶をいただきながらのんびりしちゃいました。
平日の10:30頃に入店した際はまだ午前中ということもあり座敷は空いていたのですが、お昼の時間が迫るとほぼ満席状態になっていたので午前中がベストかなと思います。
夏には風鈴の音を聞きながらかき氷を楽しみ、冬は囲炉裏を囲みながら温かい甘酒をすすり、季節によって楽しみ方も変わってくる趣ある甘酒茶屋でした。
また伺いたいです。
公式のホームページが日本画風でメニューの詳細について紹介されてるのでこちらもご覧ください。箱根 二子山 甘酒茶屋