【箱根】ホテルマイユクール祥月にてフルコースディナーと止まらないおもてなし
こんにちは。やむ(@yam_kimama_)です。
箱根の旅行に行く際は観光エリアが分かれているので、それぞれのスポットにアクセスしやすい場所を選びたいところ。
私はロマンスカーを利用したので、発着駅でもある箱根湯本エリアにて宿を探すことにしました。
宿の楽しみといえば温泉と食事ですよね。
予算1万5000円でフルコースが楽しめる宿を見つけちゃいました!
その名も「ホテルマイユクール祥月」です。
こちらのホテルの食事は夕食がコース料理、朝食がバイキングとなっています。
夕食の祥月オリジナル・フルコースディナーは季節によって内容が変わっていく和食ベースの創作メニューとなっていて、リピーターが多いと評判が。
そんな女子人気の高い、ホテルマイユクールの女子旅プランについてご紹介します。
- 箱根湯本駅からマイユクール祥月までの道のり
- マイユクール祥月の女子旅おすすめプラン
- 【部屋】スタンダードルーム
- 【おもてなし】女子旅ならではの嬉しいサービス
- 【温泉】広い湯舟でのんびりと
- 【食事】おしゃれなフルコース
- 感想などもろもろ
箱根湯本駅からマイユクール祥月までの道のり
ロマンスカーにて箱根湯本駅に降り立ちまずはじめに見たのがこのあじさい橋です。
観光スポットのひとつでもあり、早川という川にかかっている橋になります。
人力車で箱根湯本の観光スポットを巡ることもでき、待機している人力車を発見しました。
ここからマイユクール祥月までは徒歩10分ほどと少々歩きます。
ですが、駅から続いている箱根湯本商店街にて食べ歩きをしながら進んでいくとあっという間にホテルに到着するので安心してください。
移動疲れで歩くのがきつい方は、箱根湯本駅から湯本温泉を巡回する箱根町の送迎マイクロバスを利用してください。
タクシー利用だと3分ほどで到着します。
ホテル前には少し急な坂を上る必要があるので、ご年配の方はバスやタクシーをおすすめします。
・箱根湯本駅からタクシー利用で約3分 / 徒歩約10分
・湯本温泉を巡回する箱根町の送迎マイクロバス(1人¥100)
・午前10:15~午後6:45。毎時15分発および45分発の2回出発
・「Bコース早雲通り行」に乗車し「湯本中宿」で降車、川の方へ丘を下って約1分歩くと右側に見える
・旅館への行き方詳細:【公式HP】アクセス | マイユクール祥月」
マイユクール祥月の女子旅おすすめプラン
わたしは毎回の旅行ではじゃらんにて予約をしています。ポイント還元率もよく、宿探しをしやすいのが理由です。
ホテルマイユクール祥月は、じゃらんで「女性に人気!2年連続売れた宿 関東・甲信越11室~50室1位受賞」という紹介がされています。
やっぱり女子旅向けのホテルなのは間違いないですね。
わたしは迷わず女子旅の6大特典プランにしました。
女子旅に人気の特典付きプランの内容は時期によって変わるので、何度来ても初めてのサービスが受けられるところが嬉しいポイントです。
直近のプランでは、口コミでも好評のメルヴィータのコスメ3点セットがついたプランがありました♪
ほかには、ボージョレ・ヌーヴォのワイン飲み比べと生ハム&チーズの盛り合わせが付いたお食事に特化したプランや、季節にあわせたプランなど多彩なので、一度のぞいてみてください。
中に入ると落ち着いた雰囲気のロビーに、かわいらしいデザインのソファがいくつか並べてあります。
チェックイン時間は15時なのでその時間に合わせて向かうと既に先客が何人かいました。
この日は台風が接近してることもあり、早めのチェックインを狙った方が多かったようです。
ロビー奥にはトイレがあるので、チェックインを待たずともトイレに行けます。
こちらのホテルではチェックイン後自分で手荷物を持ち部屋に行くスタイルになります。
エレベーターが2機あり客室が全38室と多すぎないので、エレベーター待ちや混雑することはほとんどありませんでした。
チェックイン前にロビーで一休みしていると、ウェルカムドリンクをいただきました。
名前をど忘れしてしまったのですが、りんご酢のようなフルーティーでさっぱりとした味で夏にピッタリです。
館内の様子
チェックインを済ませ、部屋がある階へ上がると 紅色の壁で和な雰囲気があります。
ホテルに入った時から思っていたのですが、ロビーからなにやら館内中がいい香りで包まれているのです。
甘い香りではなく爽やかな優しい香りで嫌になりません。
アロマを焚いてると思うのですが、ずっといい香りがするのが不思議でした。疲れが癒される素敵な香りです。
【部屋】スタンダードルーム
いつも宿泊する際は和室を選ぶのですが、たまには洋室もいいなと思い洋室を選びました。
ブラウンやベージュのインテリアの色合いが、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
ベッドがシモンズ製なのでふかふかで気持ちよかったです。
ベッド横にはバスルームがありガラス張りになっています。
一応目隠し用のブラインドがあるのですが、横縞デザインになっていて、すべて隠れるわけではありませんでした。
トイレは白を基調としていて清潔感があります。
消臭剤はホテルのオリジナルのもので、よくある甘い香りではなくハーブ系の香りなので変に匂いが混じることなく消臭効果が高かったです。
マイユクール祥月では香りにこだわりを感じられます。不快感が一切ない香りなのでこういった細かい部分に気遣いが感じられました。
窓際のテーブルの上には焼き菓子が置いてあり、それだけではなく冷たいスイーツもありました。
旅館にあるお菓子は市販されているものだったりするのですが、こちらではパティシエお手製のオリジナルでおもてなしの心を感じますね。
蓋を開けてみると、一口サイズの焼き菓子が入っていました。
マドレーヌような焼き菓子でふわっふわ。
知っている味なのですがなかなか思い出せない...知っている...知ってる味なんです。
大人向けの味で、好き嫌い分かれる味なのですが私は好みでした。
甘さも程よく美味しかったです。
冷蔵庫には冷たいスイーツもあり、焼き菓子を食べて後のお口直しにもなります。
シークワーサーゼリーということで夏らしいスイーツです。
ゼリーはつるんとしていて柔らかいゼリーです。
程よい酸味があり、すっきりした甘さでした。こちらもペロリと完食。
夏の暑さ疲れを癒してくれる嬉しいサービスです。
お部屋に置いてあったアメニティは、歯ブラシなど7点セットになっていました。
その中で嬉しかったのは、ヘアゴムと2本指靴下ですね。
ヘアゴムは旅先で忘れがちなのでとてもありがたかったです。
2本指靴下は素材もしっかりしていて履き心地がよく、足元が冷えないのでうれしいサービスでした。
お部屋での楽しみ方
DVDの無料レンタルも行っていて、ジブリ映画から海外ドラマ、ホラーまでいろんなジャンルのDVDを借りることができます。
私は海外映画の中でもサスペンスやホラー系が好きなのでそのジャンルの欄を見てみると、羊たちの沈黙がありました。
旅先でこれを観る方の心情とはいかに...笑
かなり多くの種類があるので飽きることがなく、旅館内での過ごし方も増えてきますね。
窓からの景色
スタンダードルームは3階なこともあり、特別見晴しが良いというわけではありません。
ですが、建物で遮られてるわけではなく自然が広がっているので、木々の香りと涼しげな雰囲気が個人的にはよかったです。
窓からは大浴場らしき建物が見えたので、温泉に入る前からわくわくしてきました。
【おもてなし】女子旅ならではの嬉しいサービス
私が選んだプランはいろいろと特典が付いたプランで、どれも女性向けの嬉しいサービスばかりでした。
女性人気が高い理由はこういった点も魅力だからですね。
【浴衣の無料貸出サービス】
私たちの宿泊プランには浴衣の貸出がセットになっていたので、無料で利用することができました。
通常利用であれば1着500円になります。
ロビーの入り口付近に浴衣と帯が置いてあるので、好きなものを選びカウンターにもっていきます。
ここに置いてあるのはサンプルなので、くれぐれも直接持参しないようにご注意ください。
【アメニティプレゼント】
数種類のアメニティの中から好きなセットを選ぶことができます。
オーガニックのコスメブランドもあり、どれにしようか迷ってしまいました。
シャンプー・リンス・ボディソープ・ボディローションの4点セットで手のひらサイズほどの30mlの容量があり十分すぎるほどです。
ちなみに、大浴場には備え付けのシャンプー・リンス等あるので私は使用せず持ち帰りました。
【ハーゲンダッツorご当地コーラ】
売店にて販売しているハーゲンダッツかご当地コーラのどちらかをサービスでいただくことができます。
コーラは普段飲まないのでハーゲンダッツにしました。期間限定のものが何種類かありまたもや悩みます...
チェックイン時に引換券を渡されるのでそれとの交換になります。交換期限は翌日10時までです。
ロビーの脇に売店コーナーがるのですが、そちらの売店で使える10%割引券もいただけました。
【豆うちわ】
浴衣に合いそうなかわいらしい豆うちわです。こういった小物類は女性が好みそうですね。
【夕食時のワンドリンクサービス】
夕食時にワンドリンクサービスをいただくことができ、ワインやビールなどのお酒やノンアルコールもありました。
私は小田原の梅酒を。ほろよい気分で心地よく食事ができました。
【温泉】広い湯舟でのんびりと
大浴場
大浴場は男女入れ替え制で深夜1:00まで、朝は5:00から入浴可能です。
泉質は弱アルカリ性単純泉。
加水・加温がされていてかけ流しではないので、こだわりがある方には物足りなさがあるかと思いますが、広くて深さもあるのでのんびりとくつろぐことができます。
洗い場は8箇所ほどで、私は22:30頃行ったのですが誰もいなかったので貸切状態でした。
湯舟につかると外の景色を見ながら浸かることができます。
冬場だと外との気温差で窓が曇るのですが、夏場は曇らないので広々と開放感があるので夏の温泉もいいですね。
露天風呂
露天風呂は日本庭園風にしつられた「美楽の湯」と「喜楽の湯」があります。
時々木の葉が紛れ込むことがあるのですが、ご愛嬌ということで。肌がしっとりとしてハリがでるようなお湯でした。
ジャグジーの露天風呂もあり、疲れた体をほぐすことができます。
お水や麦茶が設置してあるのはよく見かけるのですが、こちらではルイボスティーがありました。
ルイボスティーはノンカフェインでリラックス効果があるので、寝る前に飲めば安眠にもつながります。
大浴場から出たところには休憩スペースが設けられていて、ここで一休みすることもできます。
快眠のためにまくらコーナーへ
また、まくらコーナーというものもあり好きなまくらを選んで使用することができます。
私は旅館のまくらがほぼ100%合わないのでこのサービスはとてもうれしいです。
低反発や高反発、トルマリンなどがあり早い者勝ちなので、チェックイン後にまずはこちらに向かうことをおすすめします。
【食事】おしゃれなフルコース
月替わりで楽しめるフルコースディナーになっていて、旬の食材を使用した和食ベースのお料理が運ばれてきます。
カラフルでおしゃれな、目にも嬉しい料理を楽しみにしていました。
夕食は2階にあるレストランマイユにて、17:30~と19:00~の二部制になっています。
全面禁煙席です。
朝食は同じ会場にてバイキング形式。40種類以上の和洋折衷のメニューが並んでいました。
夕食:五感でコース料理を楽しむ
食事会場では席との間隔が広くとってあるので、他の宿泊客は気になりませんでした。
オレンジ色の灯りとテーブルにおいてあるキャンドルの灯りのみで、少し薄暗くピアノの音色が聴こえてくるのでロマンチックな雰囲気です。
食前酒と黒い稲荷寿司からコース料理がスタートします。
マイユクール祥月の玄関脇に祀ってあるお稲荷様にちなんだ料理で、竹炭を使っているため黒色の稲荷になっていてミネラルが豊富で健康にいいと聞きました。
プレートには10種類の前菜が一口サイズで並べてあり、どれも色鮮やかで目でも楽しめます。
写真にあるのは2人前で、1つずつ味を楽しみながら食べ進めました。
どれも美味しく、なかでもお気に入りなのが右真ん中にある鮭とイクラのタルトです。塩っけが利いていて、タルトのサクサク感とポテトクリームのまろやかさで全体的にコクがある深い味わいでした。
こちらはお品書きには記載されていなかったお料理で、お豆腐になります。箱根では豆腐が有名で、あちらこちらに豆腐屋さんや湯葉のお店があるほどです。
箱根で豆腐が有名な理由はお水が綺麗なことが理由で、天然のにがりや国産大豆を使用した豆腐は、本場といわれる京都との遜色がないと言われています。
マイユクール祥月で料理や温泉に使用しているお水も、箱根外輪山の湧き水を使用していて水にこだわりがあります。
エキストラバージンオイル・ねぎとショウガを混ぜた味噌・塩の3種類でお豆腐の味が楽しめます。
続いてはスズキのお造りになります。
真ん中に乗せてあるのは湯葉で、その上には柑橘系の香りがするゼリーが添えられているのでさっぱりと食べられます。
こちらは美肌のスープと名前が付けられていて、バターナッツとマッシュルームのスープになります。
その上にミルクの泡が乗っているのでとてもクリーミーな舌触りでした。
冷やし煮物として運ばれたこちらのお料理は、もなかの中にヤングコーン・オクラ・エビ・ナスなどの煮物が入っているのでまずこちらから食べ始め、口直しとして脇にある新ショウガときゅうりを挟みます。
最後にもなかに塗ってあった紫イモのディップに塩コショウをかけ蓋をし食べるという、斬新なお料理です。
1つのプレートで3段階も食べ方が変わっていくので楽しめました。もなかの香ばしい香りや、紫イモの甘さに塩コショウの塩味を足すことでスイーツではない一風変わった新感覚のお料理でした。
こちらは洋皿で、トマトソースとブラックペッパーソースがかかった豚肉の煮込み料理になります。
箸で割けるほどほろほろとした柔らかいお肉でソースとよく絡みます。
サイドにある黄色いソースはわさびとからしを合わせたもので、こちらをつけて食べると味にメリハリがついてさらに美味しくいただけました。
ここまでで、結構な品数のお料理を食べ進めてきましたが、ここでご飯ものがやってきます。
新ショウガと油揚げの炊き込みご飯には会津のコシヒカリを使用していて、お味噌汁には赤だしを使用しています。奥にあるゴマなのですが、梅で炒ってあるので赤くなっていて香りがよかったです。
ご飯の量は事前に大盛・ふつう・小盛から選べ、お代わりもできちゃいます。新ショウガの香りが噛めば噛むほど引き立ちとても美味しくいただきました。
コース料理の最後はお待ちかねのパティシエ特製のデザートワゴンがやってきます。
この中から好きなだけ選ぶことができ、抹茶のプリンはその場でバーナーを使ってカラメルを作ってくれます。
デザートは全部で11種類あるのでいろんな洋菓子を楽しむことができます。この時点でかなりお腹いっぱいなのですが、全種類乗せてもらいました。
中でも、さっぱりと食べられる梨のコンポートや香りがいいベルガモットショコラがお気に入りで、クリーム系のスイーツは甘さが強いので甘党な方は嬉しいと思います。
コース料理が終わり部屋に戻ろうとしたところ、入口付近でアイスクリームを持ち帰れるサービスを行っていました。最後まで至れり尽くせりですね。
6種類ほどあり私は抹茶を選択。甘さ控えめでほんのり苦みを感じて好みの味でした。
朝食:和食中心のバイキング
朝食はバイキング形式で7:00~9:00までの自由時間となっています。
和洋折衷なので好きなものを好きなだけ食べられますが、前日の夕食でかなりお腹いっぱいになっていたので朝食は体に優しい料理を中心に食べました。
ドリンク類も豊富でフレッシュジュースやデトックスウォーターなど女性にも嬉しい飲み物が豊富です。
バイキングで感動したのは山梨のホテルふじですね。来年の夏に再訪予定です。
豆腐や湯葉、練り物など箱根名物も味わいました。お料理は一口サイズのものが多いので、余裕があれば一通り食べることができそうです。
何度かお代わりをしたので空いたお皿が何度かできたのですが、すかさず下げてくれたのでスタッフの方の目は行き届いていました。
感想などもろもろ
【部屋・おもてなし】9/10
今回わたしが選んだ宿泊プランでは、
・浴衣の貸出
・コスメブランドのアメニティセット
・ハーゲンダッツorご当地コーラ
・売店10%割引クーポン
・豆うちわのプレゼント
・夕食時ワンドリンクサービス
の6点サービスが付いていて、どれも嬉しいおもてなしでした。
また、以上のサービス以外にもウェルカムドリンクに始まるお茶菓子やまくらの貸出など、館内でくつろぎ楽しむための工夫がされていてとてもすごしやすく、リフレッシュできます。
季節や時期によってはサービス内容が変わってくるので予約の際は確認してみてください。ちなみに、ルルルンのフェイスマスクがついたプランやアロマエステ付きのコースもありますよ。
【食事】7/10
一番の楽しみだった食事では、五感を使ってコース料理を楽しむことができ、箱根の名産品も味わえたのでとても満足しました。
夕食・朝食ともにレストランでの和洋折衷なので、お部屋でさらにゆったり過ごされたい方は会席料理プランもあります。
一つ気になったのは、食事は全体的に濃いめの味つけかなといった印象でした。
個人的に薄味が好みなこともあるのですが、コース料理の品数が増えるほど胃がもたついたり、口をリセットするために飲み物を随時飲む必要があったので、後半はかなりきつかったです。
デザートもすべてが甘いという印象が強いので、さっぱりしたスイーツがあれば飽きることなく食べられたのかなと思いました。
全体を通してはボリュームがあり見た目や食べ方の工夫がなされて楽しめたので満足です。
【温泉】6/10
お風呂に関しては、正直なところ特筆する点があまりないのですが、客室数に対してお風呂がかなり広いので人目が気にならない点は良かったなと思います。時間帯を選べば貸切状態なのも開放感があってよかったです。
箱根の湯は場所によって泉質が変わるので、強羅や宮ノ下などの方で日帰りで温泉を楽しむのもいいですよ。
【満足度】7/10
スタッフの方々の細やかな気遣いやおもてなしの数々、楽しめる食事やゆったりとお湯につかることができたので10段階中7になります。
まだまだホテル代が高くつく9月上旬で1万5000円で宿泊できたのでかなり満足度は高いです。
女性向けサービスが充実しているので至れり尽くせりで楽しむことができました。